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以前は美容室の営業をしていました。腕をケガしてその仕事が続けられなくなり求人情報誌を見ていた時に、パッとピンク色の求人ページが目に入った。それが双葉交通でした。
とても明るいその誌面は、女性を対象にした求人広告で、社長が女性であること、自分で勤務シフトを決められることなどが書かれていました。「この会社なら土日に休みを取ることができそう。子どもの学校行事にも参加できるかも」と思い、すぐに連絡。2人の娘はあれこれ世話をやく時期こそ過ぎていましたが、進路相談などで学校に行く機会も増える大事な時期。だから、双葉交通の柔軟な勤務体制はとてもありがたく、ぜひチャレンジしたいと思ったんです。
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入社すると、女性ドライバー専用の制服が用意されていました。チェックが入ったピンクのベストやスカーフ……それがとても優しい印象で、私たちを歓迎する会社の想いが伝わってきました。
それに、双葉交通の研修はとても丁寧。マンツーマンで行われ、事故をおこしやすい道や乗車が多いポイント、渋滞を避ける抜け道など、1つひとつ細かく指導していただきました。よく「女性は地図が読めない」と言われますが、タクシーにはカーナビもついていますし、困ったときは会社が無線を通して助けてくれます。これなら初心者でも安心だな、と感じましたね。
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最初はお客様にお乗り頂くのが不安で、走るたびにドキドキしていました。行先を聞き間違えて、まったく別の場所にお送りしてしまったこともあります。
でも、そうして経験を積むうちに注意点や会話の大切さに気付くんですね。そうすると少しずつリピートのお客様が増えてくださるように。「今日もありがとう、また呼ぶわね」と言っていただける。今はそれが一番うれしいですね。女性ドライバーは、ご年配の方やお子様をお持ちの方、女性おひとりの場合も、どこか安心してご乗車いただけるようです。「買い物するからここで少しだけ待っていて」、「ちょっと寄り道してくれますか?」とお願いごとをしやすいんでしょうね。中には「これ、お子さんにどうぞ」と差し入れをくださる常連のお客様も。こんなに喜んでいただける仕事なんだと感激すると同時に、ますますやる気が湧いてきます。
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どうすればお客様に手を挙げていただけるか。どうすればリピートしていただけるか。入社から1年、今では自分で分析をしながら、運転できるようになりました。
私自身のリピーターさんを増やすというよりも、双葉交通全体のリピーターさんを増やしたい。「双葉さん、いいタクシーね」と言っていただけるよう、私も努力をしたいと思っています。
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タクシードライバーは正直、ハードな一面もある仕事です。双葉交通の場合、みんな自分で決めたシフトの中で、決めた目標分だけ乗車率を上げられるようにがんばっている。それは、自由である反面、プレッシャーのかかることでもあります。
しかし、勤務を休まなくても空き時間を利用して子どもの学校行事に参加できたり、残業もなかったりという点は、子育て中の女性にとってとてもありがたい。双葉交通には女性ドライバーも増えているので、仕事の悩みを気軽に相談し合えるのも助かっています。
子どもや病人、高齢者にも思いやりを持って接することができる。双葉交通にそんな女性ドライバーがもっと増えるといいなと思います。女性の目線を活かして、私たちと一緒に働いてみませんか?
